よよDのおブログ

タイトルそのまんまです。Twitter→@inter_stanko5

変則型3バック

 

こんにちは、よよです。

 

先日というか昨日3バックについてのブログを書こう…とTwitterで軽く言いましたが時間が取れずに書ききることが出来ませんでした…

そして今朝のインテルの試合を見て新たな価値観を持ち、書きたいことが増えたために改めて筆を取ることとします。

 

ちょこっとフォーメーションに触れます。

僕は元々4バックが好きです。理由としてはサイドアタックに厚みが出るからです。

単純な話3-4-3や3-5-2ではサイドはWBのみであるため孤立しやすく打開力に欠けてしまうことが考えられるためです。対して4-3-3や4-2-3-1などWGやSHを採用するフォーメーションではSBと連携して崩すことが出来ます。

この辺は持論も混ざってくるので参考程度にして欲しいのですが3バックの利点というのは守備面です。4バックよりも真ん中にコンパクトであるため全体のスライドは比較的容易であること、4バックよりサイドの裏取られた場合でもCBが3枚いるので(4バックよりは)危機に陥りにくい…とも考えられます。

あとアホみたいな考え方ですけどゴールって真ん中にありますし真ん中がめっちゃ固いなら早々失点しませんよねw

手遅れかもしれませんが、これ以上喋るとアホなのがバレてしまう可能性があるため本題に入らせていただきます!

 

今回取り扱うのは変則型3バックについてです。

以前Twitterでも書かせていただきましたが片側のSBの攻撃力が極めて高い場合はもう片方のSBをスライドさせることで擬似3バックを作り出すという形です。

攻撃では4バックですが、守備では3バックに切り替える…という形が正しいでしょうか。

例えばRSBの攻撃力が極めて高い場合どうしても右に攻撃が偏ってしまう可能性があります。(というかそうなる)その場合、右側にスペースがポッカリと空き続けてしまう可能性が高いです。

それをどうにかするための手法として取り扱うのが変則型3バックとなります。

 

インテルのブログなんでインテルの話します笑

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例えばこれは4-2-3-1ですね。わかります。

SBに関してですが、極めて攻撃力の高いカンセロを右に、守備寄りのダンブロジオ(CB適正あり)を左に配置します。

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先述のように右側が攻撃の主戦場になった場合何かしらの対策を練らない場合はRSBの裏がポッカリと空いてしまうわけです。なので…

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このようにCBとLSBをスライドさせて擬似的に3バックを作り、カウンターに備えよう。という考え方です。簡単ですね(白目)

 

説明がこれだけだと3-5-2でよくね?という結論に至ってしまうので単純な3バックとの差別化についてちょこっと触れておきます。

 

「LSBも上がるよ?」

 

はい、これで差別化完了です。

カンセロのポジションはあくまでもRSBですからもちろん守備もしますし、変則型3バックはSBのスライドには限りません。例えば両方のSBが攻撃型だったら両方上がってしまう場合もなくはないです。あって欲しくないですけど笑

しかしその場合にはボランチがCBに加わり、3バックを形成するという考え方が一般的ではないでしょうか。

ブロゾビッチは最近派手ですが、ブロゾビッチもガリアルディーニも当初はポジショニングの良さなど地味な面がとても評価されていました。このことからバランサーとしては優秀であることに加え、最初に触れたようにそれなりの守備力も兼ね備えています。だからこそダンブロジオも上がりますし、ペリシッチと左を崩していきます(攻撃力はともかく)

しかしRSBの攻撃力が極めて高いからこそ右からの攻撃を増やすためのLSBスライドですし、攻撃力を最大限に発揮させるためにはLSBスライドが望ましいと僕は考えます。

 

そう簡単にはいかないこともあるでしょうし、ミスマッチもあるとは思いますが理論上は4バックの攻撃力と 3バックの守備力を兼ね備えた戦術となりますね笑

 

それから今日の収穫からなのですがカラモーくんの存在は今後戦う上でかなり大きいものだと思います。(先ほどの画像を覚えている方…覚えてなければ見てください。)

カンセロが高い位置にスライドしている一方で元々そこにいたカラモーくんをトップにスライドさせ、イカルディとの擬似2トップを形成させました。しかしトップとは名ばかりで、ひたすら動き回りいろいろなところに顔を出していました。

 

そう、それがいいんです!

 

あくまでも個人的にですけどイカルディはパラシオと組んでた頃の方がワントップよりもやりやすそうな気がしました。具体的に言えばよく走ってフィールドかき回してくれるタイプと相性が良いのだと思います。そこで今日のカラモーくんですよね。

今日の試合だと僕の掲げる変則型3バックと擬似2トップ(仮)のコンセプトとは少し違うのかもしれませんが、自由に動き回るカラモーくんへのリスクマネジメントとしても変則型3バックを利用していました。

元々守備面がネックだったカラモーくんでしたがこの使い方ならばSHよりも守備の重要度は低くなると思います(免除ではないぞ…)

この変則型3バックと擬似2トップ(仮)を使うことがインテルにおける新しい可能性なのではないかと思います。

 

まぁ前提としてボランチやCBの守備力やブロゾビッチの配球ありきですけどもね笑

 

当時リアルタイムで見てないんで詳しくはわかりませんが、この戦術モウリーニョも使ってたんじゃないかなって思います。

RSBにマイコンがいてLSBにCB適正(というか本職)のあるキヴを置いたのはそれが理由(?)ではないかと…推測の域を出ませんが、たぶんこっちが僕の理想な変則型3バック、擬似2トップだと思います。たぶん。

 

まぁこんな感じですかね。

カラモーくんはとても才能溢れる選手ですがまだまだです。トラップミスや決定力(カンドレーバの悪口はそこまでだ!!)で、ちょっと怪しい面があったりするので下位には有効かもしれませんがビッグマッチのスタメンで使うにはまだ心許ないですね。

 

しかしそれはかえって好都合かもしれません。

 

インテルっていうのは意味不明なチームでして下位チームに取りこぼしが異常に多いくせに上位相手には絶対に善戦するんですよね。(インテルを除くトップ4に無敗)

まぁセリエAというリーグの性質上、下位チームは引きこもりがちという面が大きいのでしょうが…

そこでですよ。

イカルディを対策されてしまってもカラモーくん停滞の扉を開く鍵となるかもしれません。

ぜひとも基本戦術に加え、このオプションを駆使し今季はもう勝ち点を落とすことなくCL圏を確保して笑顔で来季を迎えたいものですね!!

 

では、また来週🔵⚫️